いつ頃から相模原中等への受験(受検)を検討した?
小学5年生に進級する直前(小4)の2月~3月頃でしょうか。
小さなころから本を読んだり謎解きパズルが大好きで、小学校での普段のテストの点数が自分の小学生時代と比べてはるかに良かった(毎回ほぼ満点だった)ので、「中学校は高いレベルで勉強させてあげたいなぁ。でも私立はお金がかかるからなぁ。」と漠然に思っていたのがきっかけです。
その後、インターネットなどでいろいろ情報収集していた中で、学費の安い公立の中高一貫校である相模原中等教育学校の存在を知りました。
仮に地元の公立中学校を経て我が家から通学圏内の公立高校へ進学した場合、それらの高校の進学実績と比較しても相模原中等教育学校は魅力のある学校でした。
さらに情報収集をしている中で相模原中等の過去問がネット上に掲載されているのを見つけ、小学5年生の5月頃に試しに1問だけ(難解そうな問題はスルーw)親子で一緒に解いてみると時間はかかったものの正解。本人も面白そうに解いていたので、そこから本格的に相模原中等教育学校への受検を検討することになりました。
相模原中等を受検するにあたって何をした?
夫婦共に中学受験の経験がないため、塾のお世話になろうと近場の塾をいろいろ調べて、小5の夏から夏期講習(公立中高一貫対策コース)に通いはじめました。
その時は、算数と国語のうち読解力養成の目的で国語のみを受講し、夏期講習終了後からはそのまま週一で国語のみを受講。小5の冬期講習からは算数と国語の二科目受講し、冬期講習終了後からは週二で算数・国語の二教科を受講しました。
小6になっても週二で算数・国語の二教科受講は変わらず、その他に塾主催の模試を受けたり首都圏模試センターの公立中高一貫校模試を受けたりもしました。
また、受検直前には塾主催のグループ活動対策講座などにも通わせました。
今になって思うと、こちらの漫画で中学受験を「課金ゲーム」に例えているところは妙に納得です ^_^;
家庭での学習は?
家では基本的に学校からの宿題(漢字練習や音読、算数のプリントなど)をやっていました。ただし、これは受検するからとかではなく小1の頃から習慣としてやっていたことです。しょっちゅう国語の音読に付き合わされたのも今になっては懐かしい思い出です(笑)
塾に通いだしてからは、塾からの宿題も学校からの宿題とともに行なっていました。約束事として夜21時半頃(小6から22時頃)までには寝ると決めていたので、終わらなかった宿題は自主的に早起きしてこなしていました。
受検直前では、中等の過去問はもちろん銀本で他の学校の問題も解きまくっていました。
塾以外に習い事は?
塾に入る前まではスイミング(週一)と球技系のスポーツ(週一)をやっていましたが、塾に入ると同時にスイミングは辞めました(一応、一通り泳げるようになったのも辞める理由でした)。
球技系のスポーツの方は、勉強の合間のストレス発散になると思いずっと続けていました。
模試の判定はどんな感じ?
模試は塾主催の模試(1回)と首都圏模試センターの公立中高一貫校模試(3回)受けました。
首都圏模試センターの公立中高一貫校模試はこんな感じでした。
第1回
第2回
第3回
塾主催の模試については、記録を残していませんでしたがA判定だったと思います。
結局のところ合格?不合格?
合格でした。
試験終了後、子どもに出来を聞くと「適正検査は、8割位は取れてると思う~」と言うもののちょっと自信の無さそうな感じでした。家に帰ってから解答速報を見ながら答え合わせしてみると、記述が満点の想定で7割7分位でした。
「記述が満点の想定で7割7分位だと実際の点数はもっと低いだろうなぁ、もし記述が0点なら合格できるのだろうか…。もし不合格だった時にはなんて声をかけたら…。」などと思いながら過ごす1週間はとても苦痛だったのを覚えています。
合格発表の数日前には、ホームページが通常のものから合格発表用の簡素なページに差し代わったのでさらに緊張感が増しました (;^ω^) (今のホームページになってから、合格発表用の簡素なページには差し代わらないみたいです。)
合格発表当日、最初はインターネットで確認すればいいかなぁと思っていましたが、子どもが実際に学校へ行って確認したいとのことだったので、インターネットでは一切確認せず学校へ行ってきました。
発表開始よりも十数分遅れで相模大野駅に到着し学校へ向かいます。
途中、子どもがすでに発表を見終えて帰る同じ塾の同級生(親同士は知り合いではないです)とすれ違いますが、子ども同士無言のまま目で挨拶する程度でそのまま学校へ向かいます…。
学校へ到着するとすでに人数はまばらで掲示板の前は空いていました。
さっそく受検番号を探すと………ありました(ToT)
その後「合格者はこちら」の案内に従って校舎内で書類の受け取りや記入、入学料(5,650円)の納付を行い、なんだかんだで学校を出たのがお昼位でした。
学校をあとにしてからは、実家へ連絡したり塾へお礼の電話~挨拶に伺ったりと、その日はいろいろ忙しかったのを覚えています。
合格ラインは?
適正検査以外にグループ活動や調査書も加味されることと、その年の適正検査の難易度などにより、一概に「合格ラインは何点以上」を推測するのは難しいのかなと。
ただ、選考は適性検査 : グループ活動 : 調査書が6 : 2 : 1の割合で行われるので、当日の適性検査の出来は重要だと思います。
ちなみに、通っていた塾の話は「適性検査で8割(480点/600点)取れれば安心です~。」なんて言っていましたが…それができれば苦労しませんよね ^_^;
追記 → 2022年度入試から男女別の募集定員(男子:80名、女子:80名)が廃止になりますね。毎年男子と比べて受験者数の多い女子にとってはありがたいのかも?
得点開示には行った?
行ってきました。得点は7割弱位でした。
得点開示されるのは適性検査のみの点数で、グループ活動の点数(評価?)は不明です。
子どもには「たぶんギリギリでの合格だろうから、これから頑張らないとね~」と発破をかけた記憶があります。
後日、某塾が出していた適性検査の分析資料を見ると、その年度は「難化」となっていました。
ちなみに不合格だったとしても、今後の糧にするために得点開示には行っていたと思います。
調査書はどうだった?
開封厳禁なので開けていません。ただ、明かりに透かしてみると8科目中半分以上が「2」で残りが「3」のようでした。
ネットの掲示板を閲覧していると『ほとんど「3」でした~』なんて書き込みがあり少々ネガティブになっておりましたが、そこまで悲観的にならなくても良いのかも知れません。
また、願書に同封されている調査書のフォーマットを見ればわかりますが、8科目の数値以外で記載する箇所は設けられていませんので、何かしらの特記事項が記載されているようなことはなさそうでした。
グループ活動の待ち時間はどのように過ごした?
待ち時間が長かったこともあり、子どもの好きな本を2冊持っていかせました。
グループ活動の際に何かの参考になればと思い学校案内も持たせましたが、そちらは読まなかったらしいです ^_^;
その他、寒さ対策としてひざ掛けも持たせました。
願書の写真は?
近所の証明写真機で撮りました。
服装も普段小学校に通っているような服装です。
受検者の顔と受検票の顔写真が一致すれば、特に気にする必要はないのかもしれません。
志願受付を早くするとグループ活動の時間も早くなる?
受付開始の日に郵便局へ持っていきましたが、後日送られてきた受験票に記載されたグループ活動の時間は遅いほうでした…多分関係ないと思われます ^_^;
当日の服装は?
普段の小学校通学時と同じような恰好です。
寒さ対策だけはしっかりしていきました。
他に何かやりましたか?
いくら親達が「絶対に子どもを相模原中等に通わせたい!」と思っても、当の本人が自分ごとと捉えその気になれるかどうかが一番大きいと思ったので、相模原中等でしかできないこと(例えば、地元の公立中学校では軟式テニス部がほとんどなのに対し、中等では硬式テニス部があったり。)を上げて「相模原中等に入学したらこんなことができるよね~」を事あるごとに話して、本人のモチベーションを鼓舞してました(本人も反抗期前だったので素直に受け止めてくれていたようです)。
その他、緊張しぃの子どものために、小学6年生進級直前(小5)の2月の受検日(休日でした)に、来年の受検に備えて受検会場周辺の下見(邪魔にならないように離れたところから様子見)に連れて行きました。
受検会場周辺の様子については、事前に話では聞いていましたが実際に見てみると旧伊勢丹の通路から公園~学校の入口まで長蛇の列ができており、また公園内では様々な塾の先生方がお子さんたちを励ましている姿に圧倒されました。
翌年、実際に子どもが受検する時も同じ様な状況でしたが、「初めて見る子はビックリするかもだけど、去年も同じ光景を見ているから緊張しないよね~♪」と前向きな声かけにつながったかなぁと感じています。
入学後~やっぱり宿題は多いの?
宿題は…事前に説明会等で言われているとおり多いと思います ^_^;
子どもは、平日休日問わず机に向かって何かしらの勉強をしており、本人も入学当初は「キツイ~」などと言っていましたが、次第にそれが当たり前になってくるのか黙々とこなすようになりました。
普段から勉強する習慣が身についていれば、そこまで苦じゃなくなるのかもしれません。
親が何気に大変なのは毎朝のお弁当作りかも… ^_^;
もしお弁当が作れない(作りたくないw)時は、朝の登校時にお弁当(500円2022年1月より550円に値上げされたようです or 400円)を注文できるので安心してください。
最後に
めでたく合格した方は、周囲のお子さん達のレベルの高さに驚くかもしれません。入学してからが本当の勝負だと思います。
残念ながら不合格となってしまった方は、今回の悔しい経験を糧にこの先の高校受験や大学受験で是非合格を手に入れていただきたいです。
以上、ご参考になれば幸いです。